すべての子どもに健康を!歯科医師からのご提案 5月23日開催

令和3年5月23日に大宮ソニックシティ市民ホールにて、
認定NPO法人ウォーターフロリデーションファンド令和3年度総会記念講演会が行われます。

入場は無料でAM9:30開場、9:50開演。

どなたでもご参加いただけますので、お気軽にお立ち寄りください!

この度は当院の院長である伊藤道一郎が理事を務めており、司会を担当いたします。

タイトルは「貧困がもたらす子どもの健康格差」というものです。

現代はスマートフォンなど文明の発達からありとあらゆるものが簡単に手に入る時代。
多くの人はその便利さを享受できるようになっています。

しかし離婚率の増加、非正規雇用の増加という文明発達の副産物もあります。
結果としてひとり親などの生活困窮家庭が多く生まれ、
相対的貧困状態にある子どもが増えているのが現状です。

「友達が持っているものが買えなくても我慢したらいい」という
単なる精神論では解決できず、精神的肉体的な障害へと進んでいく状況が明らかになってきました。

つまり「お金を持つ持たない」という経済格差が「健康を持つ持たない」という
健康格差へと完全に派生しているのです。

そして、この健康格差が良き納税者の育成を妨げ、
最終的には国の大きな損失になろうとしています。

そこで一般社団法人青少年自助自立支援機構(コンバスナビ)と
特定認定非営利活動法人ウォーターフロリデーションファンドは、
この貧困からくる健康格差にスポットを当て、歯科的健康格差解消の道を探って参りました。

医療にはすでに病気になってからの「治療」と、病気になる前の「予防」があります。
発症してからの「治療」には時間も費用もかかり、
生活困窮家庭の子ども達には最適とは言いがたいものです。
かたや社会的な構造を変えるような公衆衛生学的「予防」は、
安価で知らず知らずのうちに健康な状態を維持できるものです。

この度のシンポジウムでは、子どもの貧困状況とそれからくる口腔内への悪影響を紹介し、
その対策として明日からできるフッ化物(フッ素)を利用した虫歯予防方法をご紹介します。

この虫歯予防方法の基礎となったのものは、
米国で75年の歴史があり75%の国民が利用しているもの。
安価で安全で、最も効果のある虫歯予防方法をご理解いただければ幸いです。