前歯をブリッジにするかインプラントにするか、どちらがよいでしょうか?

一概にどちらがよいということは言えません。どちらのもメリットデメリットがあります。ブリッジのメリットは、保険適用内の治療も選べ、歯肉の切開などの観血的な処置の必要が無いということでしょう。デメリットとは、周囲の健康な歯を削ることで虫歯リスクが高まるということと、10年後の生存率が50~70%といったところです。
一方、インプラントのメリットは、咬合力を人工の歯根のみで負担しますので、他の歯に負担が及ぶことはなく、10年後の生存率は90%を超えます。デメリットは、外科処置が必要のため、歯肉の切開や骨に穴を開ける事に抵抗のある方には治療ができないということと、費用負担が高額というところです。ご自身の現在の状況や治療後の見通しなどを考慮し、ご家族ともしっかりとご相談されるとよいでしょう。