「酸蝕歯」を防ぐために心がけたいこと

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以前、このブログで「酸蝕歯(さんしょくし)」について取り上げたことがありました。今日はこの酸蝕歯を防ぐためには何を心がければいいのかについてお話ししましょう。

酸蝕歯とは字の通り、酸によって歯が蝕まれ、溶かされてしまった状態のことです。これを防ぐには、以下の4つのポイントを心がけてみてください。

1.スポーツ飲料に注意!

身体を動かした後は、汗をかいて体内の水分量が減るため、唾液の分泌量も少なくなります。運動後に喉が渇くのはこのためです。そんなとき、スポーツ飲料を飲むという方も多いのではないでしょうか。

しかしスポーツ飲料には多くの酸が含まれているため注意が必要です。スポーツ飲料は確かに水分補給には効果的ですが、だからといって運動後にがぶ飲みしたり、お風呂上りに汗をかいたときや食事中にまで飲む習慣をつけたりしないように気をつけましょう。

2.柑橘類を食べた後すぐに歯磨きをしない!

レモンやグレープフルーツなどの柑橘類には酸が多く含まれているため、食べた直後は歯の表面のエナメル質がやわらかくなってしまいます。この状態で歯磨きをすると、エナメル質が傷つきやすくなります。30分ほど時間を置いてから行うようにしましょう。

3.赤ちゃんに哺乳瓶でジュースは飲ませないように!

日常的に哺乳瓶でジュースを飲ませていると、前歯の裏側が酸蝕歯になりやすいというデメリットがあります。また、ジュースを飲んだままの状態で赤ちゃんが寝てしまうと、お口の中に酸が溜まった状態になります。大切な赤ちゃんの健康のためにも、哺乳瓶でジュースを飲ませるのは避けましょう。

4.お酒をちびちび飲むのは避ける!

お酒だけではなくジュース類もですが、酸性度の強い飲み物をちびちびゆっくり飲んでいると、お口の中が酸性の状態が長く続くことになります。そうなると唾液による中和作用が上手く働かず、酸蝕歯のリスクが大きくなってしまいます。

これからのシーズン、忘年会や新年会など、お酒やソフトドリンクを一度に大量に飲む機会も増えるのではないでしょうか。酸蝕歯を防ぐためにも、「だらだら飲み続けない」「歯磨きは食後30分経ってから」を心がけて、健康なお口を維持していきましょう。

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