お薬を使った虫歯治療

当院ではもし虫歯になっても歯を削る範囲を最小限に抑え、歯を失うことを避ける治療を優先しています。

そこで治療に使用しているのが3種類のお薬を使った治療法です。

たとえ虫歯を削ったとしても、そこに少量でも唾液がついた状態で詰め物をしてしまえば奥に細菌が入った状態が続いてしまいます。
5年や10年といったスパンならばそれでも問題はありませんが、15年、20年と年月が経過するにつれて歯の奥に細菌が浸食し、周囲が柔らかくなって詰め物が取れてしまいます。
歯の根の部分に膿が溜まってしまい、最終的に歯の奥がボロボロになった状態で、最悪、抜歯せざるを得ないケースがあるのです。

お薬を使った治療法は、なるべく歯を削らずに虫歯菌を殺菌することができるもの。
欠けた歯の奥に3種類の薬剤を入れた状態で1週間から2週間ほど時間を置き、その後に詰め物をすることで細菌がない状態にすることができます。

歯を削ってしまえば、その後修復することは不可能ですから、なるべく生きた歯を残したいという想いで治療を行っています。
治療前に詳しい説明を行いますので、ご不明な点がございましたらお気軽にご質問ください。

<患者様の声>

レントゲンやCTスキャンの写真を見て、自分の歯がどのような状態かを丁寧に説明していただき、その上で治療法を自分自身で選ぶことができました。

保険診療ではできない治療方法もご提示いただき、何が最適かを理解した上で診療いただきましたので、とても納得できてありがたかったです。

おかげで歯の大切さを再認識することができました。