
「歯を失う原因は虫歯だと思っていませんか?」
実は、日本で歯を失う原因の第1位は歯周病といわれています。
しかも歯周病は、痛みなどの自覚症状が少ないまま進行する病気です。
「歯が痛くなったら歯医者へ行く」
多くの方がこのように考えていますが、歯の健康を守るためには少し考え方を変える必要があります。
そこで重要になるのが、予防歯科という考え方です。
歯周病は、歯ぐきや歯を支える骨に炎症が起こる病気です。初期段階では痛みなどの自覚症状がほとんどなく、気付かないうちに進行してしまうことが特徴です。歯ぐきの腫れや出血から始まり、進行すると歯を支える骨が溶け、最終的には歯がぐらつき、抜けてしまうこともあります。
厚生労働省の歯科疾患実態調査(2022年)によると、日本の成人の多くが歯周病の症状を抱えていると報告されています。
つまり歯周病は、誰にとっても身近な病気なのです。
では、歯周病や虫歯から歯を守るためにはどうすればよいのでしょうか。
そこで重要になるのが予防歯科です。
多くの方は「歯が痛くなったら歯医者へ行く」と考えがちですが、予防歯科ではその逆です。
痛くなる前に歯科医院へ行き、問題が起こる前に予防することを大切にします。
歯科医院で行う定期検診では、虫歯や歯周病のチェックだけでなく、歯石の除去やクリーニング、ブラッシング指導などを行います。こうしたケアを継続することで、歯の健康を長く保つことができます。
特に歯周病は、自分では気づきにくい病気です。
そのため、定期的に歯科医院でチェックを受けることが非常に重要になります。
当院では、虫歯や歯周病の治療だけでなく、歯を守るための予防歯科にも力を入れています。
健康な歯をできるだけ長く維持することが、患者さまにとって最も大切だと考えているからです。
それでも、歯周病や事故などによって歯を失ってしまうケースもあります。その際の治療方法の一つがインプラント治療です。インプラントは、人工の歯根を顎の骨に埋め込み、その上に人工歯を装着することで、自然に近い噛み心地を回復できる治療法です。
しかし、インプラント治療においてもお口の健康状態は非常に重要です。歯周病が進行していると、インプラントの長期的な安定にも影響を与える可能性があります。そのため、インプラント治療を行う場合でも、日頃からの予防とメンテナンスが欠かせません。
歯は、一度失ってしまうと元に戻ることはありません。
だからこそ大切なのは、歯を失わないための取り組みです。
定期検診やクリーニングを習慣にすることで、虫歯や歯周病を早期に発見し、歯を守ることにつながります。歯の健康は、食事や会話、そして日々の生活の質にも大きく関わります。
将来の歯の健康のためにも、痛みがなくても定期的に歯科医院でチェックを受けることをおすすめします。 予防歯科は、これからの歯科医療において重要な役割を担う考え方なのです。


