歯間ブラシは歯磨きの前?後?正しい順番と使い方を解説

毎日の歯磨きに歯間ブラシを取り入れている方の中には、「歯磨きの前と後、どちらに使えばよいのだろう?」と疑問に感じている方も多いのではないでしょうか。
結論からお伝えすると、歯間ブラシは、基本的に歯磨きの前に使う方法がおすすめです。
ただし、順番だけにこだわるよりも、正しい方法で毎日継続することのほうが大切です。今回は、歯間ブラシを使う順番と、その理由、使用時の注意点について解説します。

歯ブラシだけでは歯と歯の間の汚れを落としにくい

歯ブラシは、歯の表面や噛み合わせ部分の汚れを落とすために欠かせないものです。しかし、歯ブラシの毛先だけでは、歯と歯が接している部分や歯ぐきに近い隙間まで十分に届かないことがあります。
こうした歯間部には、食べかすだけでなく、細菌のかたまりである歯垢(プラーク)が残りやすくなります。汚れを放置すると、むし歯や歯周病、口臭などの原因になる可能性があります。
そこで役立つのが、歯間ブラシやデンタルフロスです。歯ブラシと併用することで、歯ブラシだけでは届きにくい部分も清掃できます。

歯間ブラシを先に使うのがおすすめの理由

歯間ブラシを歯磨きの前に使うと、最初に歯と歯の間にたまった歯垢や食べかすを取り除けます。その後に歯磨きを行うことで、歯磨き剤に含まれるフッ素が歯間部にも届きやすくなると考えられています。
英国政府が歯科医療従事者向けに公開している口腔衛生ガイドラインでも、歯と歯の間の清掃を歯磨きの前に行うことが示されています。そのため、毎日のケアは次の順番を目安にするとよいでしょう。

歯間ブラシまたはデンタルフロス
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フッ素配合歯磨き剤を使った歯磨き

歯磨き後は、歯磨き剤に含まれるフッ素を口の中に残すため、何度もうがいをするのではなく、余分な歯磨き剤を吐き出す程度にする方法も推奨されています。

歯磨きの後では意味がない?

歯間ブラシを歯磨きの後に使っても、意味がなくなるわけではありません。歯間部の歯垢を取り除くこと自体に意味があります。
順番を意識するあまり、歯間ブラシを使わなくなってしまうよりも、自分が継続しやすいタイミングで毎日行うことが重要です。
現在、歯磨きの後に歯間ブラシを使う習慣が定着している場合は、無理にやめる必要はありません。慣れてきた段階で、歯磨き前の使用を試してみるとよいでしょう。

歯間ブラシは1日1回を目安に

歯間ブラシは、基本的に1日1回、時間に余裕のある夜の歯磨き前に使用するのがおすすめです。
使用するときは、歯ぐきを傷つけないようにゆっくりと歯間へ入れ、数回前後に動かします。無理に押し込んだり、大きすぎるサイズを使用したりすると、歯ぐきを傷つける可能性があるため注意が必要です。
歯と歯の隙間が狭く、歯間ブラシが入らない場所には、デンタルフロスが適しています。反対に、歯ぐきが下がって隙間が広くなっている場所や、ブリッジ、矯正装置の周辺などには歯間ブラシが適している場合があります。

出血しても使い続けてよい?

歯間ブラシを使い始めたときに、歯ぐきから出血することがあります。歯ぐきに炎症が起きている場合は、軽い刺激でも出血しやすくなります。
ただし、強い痛みがある、出血が長く続く、歯ぐきが大きく腫れている場合は、無理に続けず歯科医院にご相談ください。また、歯間ブラシのサイズや使い方が合っていない可能性もあります。

自分に合ったサイズを選ぶことが大切です

歯間ブラシは、すべての歯に同じサイズが合うとは限りません。歯の場所によって隙間の大きさが異なるため、複数のサイズが必要になることもあります。
適切なサイズは、歯間ブラシを入れたときに抵抗が強すぎず、ブラシ部分が歯の側面に軽く触れる程度が目安です。

ご自身で判断するのが難しい場合は、歯科医院で歯科医師や歯科衛生士に確認してもらいましょう。お口の状態に合ったサイズだけでなく、入れる角度や動かし方についても指導を受けられます。
歯間ブラシは、歯磨きの前に使用する方法がおすすめです。先に歯間部の汚れを取り除くことで、その後に使用する歯磨き剤のフッ素が届きやすくなると考えられています。

ただし、最も大切なのは、歯ブラシだけでは落としにくい歯間部の汚れを毎日きちんと取り除くことです。 歯間ブラシのサイズが分からない、使用時に出血や痛みがある、正しく使えているか不安という方は、自己判断をせず、歯科医院でご相談ください。