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歯の健康に関心をお持ちの皆さまは、「歯垢(プラーク)」や「歯石」という言葉を何度も耳にしたことがあるのではないでしょうか。
でも、具体的にその正体は?と聞かれると、「何だったっけ?」と困惑されるかもしれませんね。
歯垢は簡単に言えば、お口の中にいる細菌のかたまりです。1ミリグラムの歯垢の中には、なんと数億~数10億もの細菌が棲んでいると言われています。
最近では「バイオフィルム」という呼び方もよく聞くようになってきました。バイオフィルムというと、台所やお風呂の排水溝にあるぬめりをイメージする方も多いともいます。あのヌメヌメしたものがお口の中にあると思うと、気持ち悪いですよね。
細菌は食べ物の食べカスをエサにして増殖し、食後8時間で歯垢を形成します。虫歯や歯周病の原因となる細菌ももちろんこの中に棲みついています。
歯垢はしっかりとブラッシングをすれば落とすことができますので、食後や寝る前の歯磨きはきちんと欠かさず行いましょう。
歯垢を放置しておくと、石灰化して歯石を作ります。これは死んだ細菌のかたまりですが、この歯石がつくと歯の表面がざらざらして、歯垢が付着しやすくなります。
歯石になってしまうと、毎日の歯磨きでは落とすことができません。定期的に歯科医院で歯のクリーニングを受け、健康なお口を維持していきましょう。
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